0才から脳を育てる育脳!習慣づくりのために家庭でできる10のこと

0才から脳を育てる育脳!習慣づくりのために家庭でできる10のこと育児・子育ての悩み解決

0~3歳、脳はものすごい速度で成長していきます。

自分の人生を振り返ったときに、もっとこうしておけばよかったなと思うことってたくさんありませんか。私は、もっと小さい頃から習い事をしておけばよかった、運動、勉強しておけばよかったなと思うことがいくつか頭に浮かびます。

育児が始まり、うちの子には!と思う今日この頃。できることなら全てをやってあげたいですよね。

英才教育、早期教育、赤ちゃんの習い事。でも、赤ちゃんの脳を育てるにはどんなことをしたらよいのか?パッと答えることはできますか。

「・・・・」

難しい。

何を意識しなくても赤ちゃんは育っていきますが、ママやパパのちょっとした取組、育児の工夫をすることでさらに赤ちゃんの脳を育てることができるなら!?

大いに工夫する価値があると思います。

赤ちゃんが成長したときに、「ママ色々してくれてありがとね!」と言ってもらえる日が来るかも!そんな日を想像しながら(笑)、毎日の生活の中でどんな工夫ができるか知り、できることから始めていきましょう!

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0才から脳を育てるために知るべき脳の仕組み

バランスが大切脳の発達には順番とバランスが大切だと言われています。では、どんな順番とバランスが大切なんでしょうか。

脳には主に3つの働きがあります。

  1. 動物としての基本の働き。
  2. 知性や運動能力にかかわる働き。
  3. 人間にしかない高度な働き。

最も最初に育つのは、生命維持や本能に関わる脳です。体温や姿勢、呼吸、発汗、睡眠、食欲といった体の機能をつかさどります。全ての動物が持っている脳です。

次に育つのは、話したり、身体を動かしたり、考えたりする知的な働きをする脳です。言葉や知能の発達を促します。

最後は、コミュニケーションや社会性をつかさどる脳です。人を思いやったり、想像力を働らかせるといった人間らしい脳です。

これらはどれがかけても一部だけ伸ばしてダメなわけで、バランスがとても大切です。

また、この3つの脳が相互に絡み合っています。順序を示しはしましたが、必ず、1つ目、2つ目、と進んでいくわけではなく、同時進行でもあります。重きを置いて育てると考えていただいた方がよいと思います。

子育てのゴールは何でしょう。

きっと、人間として思いやりがある、思慮深い、向上心がある、努力できる、自立した心をもった大人になるためなのではないでしょうか。

その土台となる脳をしっかりと育てていなければ、人として立派に育つのは難しいでしょう。脳を育てることは、赤ちゃんの未来を考え、幸せな人生を送るための土台を作ることと同じ。

脳を育てることは、何かを早くできるようにすることではありません。

英語が話せる、ひらがなを書ける、計算ができるなどそういうことを早期で教えることではないのです。

0才から脳を育てる育脳の基礎・基本

脳を育てることは、ニューロン同士のつながりをつくっていくことと同じ意味になります。

エッチャン
エッチャン

ニューロンって何ですか?

ニューロンというのは、脳の中で情報を処理する神経細胞です。

ニューロンという知識の点と思ってください。赤ちゃんは、まだ点がつながっていないので、情報のやりとりができないのです。

赤ちゃんは大人のように話したり、行動したりすることはできません。それはなぜかというと、脳の中でニューロンが点のままだからです。点と点が結ばれていないので、情報のやり取りができない状態です。

140億~200億のニューロンがそれぞれに結びついて情報を伝え合うことで巨大な情報ネットワーク「大脳」が完成されます。しかし、赤ちゃんにとってまだ先の話なのです。

生後間もなくの赤ちゃんの脳の重さは一般的に400gと言われています。

その後、脳は猛烈な勢いで成長していきます。半年、1年で倍の重さにまで成長します。猛烈な勢いの中でも超猛烈なスピードで成長する時期は、2~4か月です。

生後1年での育脳は、一生の中でも特別に重要です。

ちなみに、赤ちゃんの脳が作られ始めるのはいつかご存知ですか?なんと、ママが妊娠してから18日目です。これは受精直後です。

最初の脳はわずか数ミリ。小さな管にすぎません。ママのお腹の中でものすごい勢いで成長し、生まれるまでには大人と同じ脳細胞が作られます。脳の形もこの時点で大人とほぼ一緒なんですよ。

大きさはまだ大人ほどではありませんが、脳の重さは体重の15%です。大人は2.5%ほどですから、脳の占める割合はものすごく高いことが分かります。

では、つながっていない状態のニューロンは、どのようにつながっていくのか。

それは五感からの刺激になります。1日の生活の中でたくさん遊んだほうがよい、外に出たほうがよい、料理に関わった方がよいというのはこういう理由からです。

何かを見たり、聞いたり、触ったり、感じたりすることと刺激を受けます。刺激は電気信号となってニューロンに送られます。

【ちょっと深堀 興味のない方は読み飛ばして!】

ニューロンは細い枝のような樹状突起(じゅじょうとっき)を伸ばして、別のニューロンに電気信号を伝えます。このときにニューロンとニューロンのあいだにシナプスと呼ばれる接続点が生まれます。シナプスとは神経細胞と神経細胞をつなげる接続部位のことです。生後すぐは赤ちゃんの脳にシナプスはほとんどありません。しかし、刺激を受けるたびに、シナプスは増えます。ニューロンが増えると同様にシナプスもものすごい勢いで増えていくのです。なんと1秒間に10万個。想像できないレベルです。1歳時点で最大化され、それを過ぎるとシナプスは減っていきます。減ることでシナプスが整理され、効率よく働くようになり、脳は非常に快適なスピードで情報伝達できるようになるのです。

神経回路がどんどんつくられていくと、どうなるかというと、首がすわる、はいはいする、立って歩く、会話ができるようになります。

これは、シナプスが増えることで、神経回路ができている証拠にもなります。

6歳にもなると、大人と同じ大きさの脳に成長します。なので、脳を育てるには6歳までがとても重要になるのです。

0才から脳を育てる!習慣づくりのために家庭でできる10のこと

1回○○をした! から脳が育つわけではありません。何か特定のこと1つで脳が育つわけではなく、日々の生活の中で少しずつ脳を育てるための工夫を取り入れることが大切です。

また、継続することも大切になります。特別に手のかかることでは、それが脳によかったとしても継続することができません。

1日の生活の中でできることをざっくりと見ていきます。

1 決まった時間に光を浴びる

朝陽を浴びる脳を育てるための大切なステップ。基本中の基本です。朝、起きる時間の理想は7時、最低でも8時までには必ず起きましょう。そのときには、しっかりと朝の光を部屋に取り入れてあげることです。

部屋に陽ざしが入らない場合は、赤ちゃんが目を覚ましたら、陽ざしの入る部屋に移動させてあげましょう。

朝決まった時間に起きるためにも前日、夜は早めに寝かせてあげることもポイントです。

2 しっかり食べる朝ごはん

朝ごはんをしっかり食べる朝ご飯を食べた方がよい、抜いても大丈夫と意見が分かれるところではありますが、赤ちゃんは絶対に朝ごはんが必要です。朝食は、1日のエネルギー源になります。

身体を動かすエネルギーでもあり、脳を働かせるエネルギーにもなります。

生活習慣によって朝が食べられない場合は、朝食を食べられる生活習慣をきちんと築いてあげる必要があります。

3 興味関心にとことん付き合う

興味・関心にとことん付き合うママとパパの心に余裕をもつことが大切。

赤ちゃんから小さい子は、色々なことに興味関心をもちます。進んだと思えば立ち止まって何かをツンツンしたり、触ったり、ボーっと考えている様子があったり。

大人からすると「何をしているんだろう?」と不思議に思うことがありますが、脳が働いている証拠です。

脳を育てるためには、五感を大切にすることです。光・音・手触り・においなど色々な刺激が脳を育てます。

4 日中はたっぷり外遊び

日中は光を浴びる外に出ることで太陽の光を浴びることができます。強い身体を作る、脳を育てる上でもとても重要です。太陽の光を浴びることで、体内時計のスイッチが調整されます。

自律神経の働きを整えること、セロトニンというホルモンの分泌を盛んにすることなどいいこと尽くしです。

日中は、外で遊ぶことを基本としたいですね。

5 イチャイチャタイムを取り入れて遊ぶ

イチャイチャタイムの時間を作る身体を動かすことが脳を育てる上でも大切になりますが、赤ちゃん一人だけでは動きが制限されてしまうもの。ママとの触れ合いを通して、たくさん身体を動かしてあげましょう。

身体をさすってマッサージをしてあげること、身体を持ち上げたり、下したりすることも。きっと赤ちゃんは笑顔になりますし、脳の働きも活性化されます。

6 昼寝は大事、時間も大事

昼寝の時間もとても大切赤ちゃんと一緒にいるのは楽しいと思いつつも、なかなかママ自身の時間を取ることができないため、昼寝をするとちょっと気持ちがリラックスするのも事実。

楽がゆえにもう少し寝ててほしいかもと思っても、昼寝の時間の長さには気を付けましょう。昼寝が長くなってしまうことで、夜の睡眠に問題を引き起こしてしまうこともありますから。

7 寝る準備は夕方から

夕方になったら寝る準備を始める寝る準備は、寝る前だけではありません。

夕方頃から着々と寝るための準備を進めていきます。夕ご飯の後の入浴だと寝る時間が遅くなってしまうことも。

パパの帰宅を待って、その後お風呂にというケースも多いと思いますが、可能であれば5時前にはお風呂に入れておきたいですね。

8 食事の楽しさを共に

離乳食が3回程度になったら、親子で一緒に料理を作ることを楽しんでください。料理は脳を育てる上でかなり有効です。

色、におい、手触り、味覚、色々なものを刺激します。キャベツを千切りしましょうとかそういうことではないのです、ちょっとしたことでよいのです。

調理をすること、配膳すること、食べること、全てが脳を育てることにつながります。

9 寝る前の習慣を大切に

寝る前の習慣を大切に寝かしつけに関しては別記事に詳しく書いてありますが、毎日同じ流れを繰り返す。脳を育てるためには、規則正しい生活を送ることが基本になります。

その基本を作ることが難しいのですが、毎日寝る○分前には、××をすると決まっていることが赤ちゃんにとって有効です。

10 お部屋を真っ暗おやすみなさい

寝る前にはお部屋を真っ暗に脳を育てるのに欠かせない、セロトニン。セロトニンを分泌させるには、明るい部屋よりも、真っ暗な部屋。起きているときは明るく、寝るときは暗くとメリハリをつけることで、脳にも起きる、寝るが刻み込まれます。

夜8時には部屋を真っ暗にして、しっかりと睡眠時間を確保したいですね。

0才から脳を育てる育脳!習慣づくりのために家庭でできる10のことのまとめ

成長する赤ちゃんは自然に育っていきますが、ママとパパのサポートがあることで、その育ちは大きく変わってきます。そのサポートの仕方って、学校で教えてくれるわけではありませんから、自分から学ぼうとしないと正しい知識を得ることはできませんよね。

子育てってどうしても自分の経験が優先になりがちです。それも間違いではありませんが、色々な研究を通して、どのような子育ての仕方があるのか、またその結果はということが示されている時代です。

ママとパパがたくさん勉強して、実際の生活に取り入れられることを取り入れてみて、また検討してという繰り返しが大切なんだと思います。本を読むことも、周りの友達から聞くことも含めて全て勉強ですよね。

自信をもって子育てができるようになれば、ママもパパもそして赤ちゃんも笑顔になれる時間が増えると思います。私もさらにこれからたくさんのことを学んでいきます!

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