赤ちゃんが出てくるタイミングは、赤ちゃんが決めていると言われています。
がしかし、その決意を覆すような痛みを産むのが陣痛。
前々から聞いてはいましたよ、痛いと。ただ、考えていたレベルのはるか上をいきました。陣痛、、、衝撃的な痛さでした。
その経験を踏まえて、どうしたら痛みを軽減できるのかについて説明していきます。
2回目出産することがあったら次は無痛分娩を選びたいです。
陣痛の基礎知識
私なりに基礎的な知識をきちんと頭に入れておきました。
陣痛のことを知っていれば落ち着てい対応できるかも知れないと思ったからです。
陣痛の痛みの場所
赤ちゃんを押し出すための子宮の収縮の力なんだそうです。赤ちゃんを子宮から出すには、押し出す力が必要なのは当たり前。それが無いと出られません。押し出す力とは、”子宮収縮”です。この場所が痛いのです。
陣痛のイメージってなんでしょうか。「痛い」「辛い」ということがまず一番に挙がってくるイメージなのでは。
- 「人生で一番痛い痛み」
- 「鼻からスイカを出すレベル」
と言われ、恐怖を感じた私ですが、勉強したら決してそうではないんだなと思いました。
痛みの面にどうしても目が向きがちですが、その捉え方を変えることが大切。陣痛は赤ちゃんが一生懸命産道を進んでくるときに伴う痛みです。
これって痛いのはママだけでなく、赤ちゃんも痛みを感じています。赤ちゃんは痛みを感じながらもうまくつむじから出てこられるようにと、あごをしっかりと胸につけて、頭の骨を少しずつ重ね合わせながら、一生懸命回転して進んできます。
痛みの意味は何かと考えると、ちょっと頑張ろうという気持ちが湧いてきませんか。赤ちゃんに会えるときが近づいてきていて、赤ちゃんも一緒に頑張ってるんだと思えば耐えられます。
そういう気持ちをもつと、リラックスするこもできて子宮を開きやすくなると看護師さんが教えてくれました。
陣痛の痛みの間隔は波
陣痛の痛みの感覚の波は、振れ幅が激しく、痛みの波が大きくなったあとは、必ず痛みが引いてきます。
始めは10分おき、最終的には2分おきくらいに。痛みが引いたときは、全く痛みがありません。これが不思議なんですよね。
この痛みがない時間帯に、水分を取ったり、栄養を取ったりして体力を回復させないと、とてもじゃないけどもちません。
お産が進めば進むほど、陣痛は強くなりますが、それでも必ず休みが来ます。
陣痛が始まったら、深呼吸をしながら時間を数える、痛みから集中をそらすようにしました。
陣痛の痛みを軽減させるならリラックスがポイント
お産は体力勝負とこれまで何度も言われてきましたが、実際そうでした。
疲れて体力が落ちていしまうと子宮収縮が弱くなってしまって、お産がなかなか進まなくなってしまうのです。陣痛の合間に来る休み時間でリラックスして、体力を回復させることがかなり大切。
リラックス方法は見付けてありますか?
陣痛はいつくるのか
陣痛が来るタイミングは一概に何時と指定することはできません。だからこそ、いつくるのか分からない不安に悩んでしまうことも。
さらに不安にさせるのは、一人だけのときに陣痛が来てしまった場合。陣痛が来る兆候を知っておくことや事前にできることを確認しておけば少しは不安がなくなります。
多くの方は夜中~朝方にかけて陣痛を迎えるママが多いようです。身体がリラックスできる時間帯だからということも言えそうです。
陣痛の進み方は人それぞれです。個人差がでやすいので、下記のような症状が一般的ではありますが、迷ったらというか、迷うくらいなら即病院へ連絡しましょう。
陣痛がきたら
陣痛かなと思ったら、まずは陣痛アプリを開いて、陣痛の間隔を記録。
陣痛の最初は、生理痛やおなかの張りのような鈍痛でちょっとわかりづらかったです。ただ、痛みが継続したので、陣痛だと思ってかかりつけの病院へ連絡。
「陣痛の間隔はどうですか?」と聞かれたときには、アプリの記録をもとに伝えるとスムーズだと思いました。
私は1度目の連絡では、もう少し様子をみてみましょうと言われ、2回目に病院へ行くことに。
やりとりをしている様子から、看護師さんが判断しているようにも思えました。
事前に陣痛タクシーに登録しよう
陣痛が始まった時に連絡をするとタクシーで病院まで送迎してくれる妊婦向けのタクシーサービスのことです。
タクシー会社によっては、万が一何かあった時に困るからと陣痛時の送迎を断ることもあるそうです。陣痛タクシーならその心配なし!
タクシー会社の登録が完了するまでは一週間程度かかります。余裕を持って登録しておきたいですね。
陣痛後の病院では?
病院へ入ると、血圧測定などを行った後、赤ちゃんが産道を進んでくるの陣痛室で待ちます。
ここではとにかく痛みに耐える。
大きな陣痛がくるまで待ちました。
陣痛を痛みを和らげるコツ
痛みがくるということは、赤ちゃんが頑張って産道を通ろうとしている証拠。
「がんばれー、がんばれー!お母さんも頑張るよー」とブツブツ唱えました。結構怖かったんですよね。これ以上痛い陣痛に耐えられるの私?みたいな思いで。
大事なのは、陣痛が起きたらとにかく自分の一番楽な格好を探すことです。
もちろん、テニスボールも試しましたし。
私の場合、前かがみになるように姿勢を取ると楽になりました
姿勢をかえる
しゃがむ・いすにまたがる・もたれる・クッションを抱える・シムズの体位をとる。
陣痛を乗り切るためには、上半身を起こした姿勢では陣痛が辛くなってしまうことも。
横になると赤ちゃんがゆっくり産道を下りてくることができます。
楽だと感じることできる姿勢を色々試してみてください。
横向きに寝て膝の間にクッションをはさむと腰が楽になるかも。身体の力を抜きやすいので。
陣痛時テニスボールの使い方
テニスボールで会陰やツボを押します。私の病院は、テニスボールが病室に置いてあって、自由に使うことができました。
陣痛の痛みが強い時は、床にボールを置いてその上に乗ってグリグリ会陰を押していました。そうすると痛みが自然と散るんですよね。
マッサージは、痛みをやわらげる効果があります。
他にも痛い部分は集中してさすってもらうこと。腰から背中全体をすりすりしてもらうだけで痛みがほぐれます。
手のひらや腕は力が入りやすいためこわばりがち。肩から腕にかけてやさしくもんでもらうとかなり楽になります。
音楽を聞く
自分が好きな曲を携帯に入れておき、いつでも聞けるように。
私はノイズキャンセリング機能を使って完全に音楽に集中することで痛みを多少紛らすことができました。
足浴、三陰交のお灸、アロマを嗅ぐ
リラックスすることで、産道が開きやすくなります。呼吸がとても大切ですが、緊張しているときはどうしても呼吸が浅くなってしまいました。
陣痛の痛み
人を一人、生み出すわけですから、当然痛みを伴います。痛みは最初から最後まで同じなのではなくて、前半はゆっくり、後半は一気にというのが一般的です。子宮が開けば開くほど痛みが…。
5分~10分間隔の陣痛
妊娠中は閉じていた子宮口、陣痛が始まることで1,2㎝開いた状態になります。この頃は、痛みはほぼ感じません。なんかおなかが張ってるな~くらいのことも。子宮が規則的に動き始めてから徐々に子宮口が開き始めます。
3分~5分間隔の陣痛
子宮の収縮を痛みとして感じるようになります。ここが一番時間のかかる時期です。ここまで開けば、子宮の開くスピードが上がります。
2~3分間隔の陣痛
お腹の痛みはさらに強くなっていきます。いきみたいけれど我慢しなければならないとつらい時期です。
2分間の陣痛
子宮口が全開で痛みはMAX。いきみたい気持ちもピークを迎えて、分娩台へ上がります。(痛すぎて一人で上がれない・・・)
陣痛の際、赤ちゃんも同じように痛みを感じているようです。その痛みは、腕を両手で握られて雑巾絞りされるような痛さ(/ω\)
陣痛アプリ
両親学級の参加した際、先生から陣痛アプリをおススメされました。
とても簡単に使えます。陣痛が始まったら、スタートボタンを押して、収まったらストップを押す。これで陣痛の間隔を記録することができるそうです。
「最後は、それどころじゃなくなるけどね」と先生が言われて、会場が笑いに。
私もとりあえず登録をしてみましたが、病院へ電話するときは陣痛の感覚を聞かれるので、アプリが役に立ちました。
陣痛の痛みを乗り越えた私のまとめ
陣痛を乗り越えることは、子育ての原点でなのかな。
出産は、赤ちゃんのがんばりをママ自身が身体で味わい、初めて我が子と出逢えたときの大きな喜びを共有する、かけがえのない体験になりました。
出産して、赤ちゃんが生まれてきたときに、パパにも先生にも「ママよく頑張ったね!!!」って言われて涙が出まし、赤ちゃんも同じように頑張ったんだなと思ったらなおさら涙が溢れました。
出産ってそういう意味で、みんなで協力してできること、協力しなければできないことなんだなと。
「命をかけて生まれてきてくれてありがとう」という気持ち。一生忘れずに、何か辛いことや苦しいことがあったとしても、この気持ちを思い出していきたいものです。