出生届の全てがここにある!書き方から必要なものまで【記入例あり】

出生届の書き方や記入例育児・子育ての悩み解決
トックン
トックン

出生届のこと全然分かりません。

という声が聞こえてきそうです。

出生届とは、正式名称は「出生届書」と言って、赤ちゃんが生まれたら提出する書類のことです。これで戸籍上に名前が載ります。絶対に提出しないといけない書類です。

ただ、書類のことっていまいちよく分からないですよね。何かめんどくさい、難しそう、複雑|д゚)

この出生届を提出すると

・子供の名前が戸籍に載ります
・児童手当や自治体の助成制度に申請できるようになります
・保険に加入でき、保険証を発行できるようになります

 

今回は、出生届に関する疑問を細かく調べてみて、申請までしたその過程を振り返ってみます。

出生届に関する疑問をもつパパ&ママが、困らないように詳しく説明していきます。

そのために今回は、実際の記入例も用意してみました!

気になる出生届の書き方を最初に説明して、その後に、他のことをさらに詳しくお伝えしますので、最後までぜひお読みください。

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出生届の書き方は?

1 出生届の書き方を実物を見ながら確認してみましょう。

左側は自分で記入します。右側はお医者さんが記入してくれます。

※鉛筆や消えやすいインキで提出することはできません。

エッチャン
エッチャン

間違えるのが嫌な人は、一回鉛筆で下書きしてから、ボールペンでなぞるようにしてね。訂正する場合は、訂正印が必要になります。


2 「生まれた子」の情報を記入する欄

❶ 子の氏名

子どもの名前は、常用漢字、人名用漢字、カタカナ、ひらがなで書くようにしてください。

使っていい漢字や名前をつける約束が法律で決まっています。詳しく知りたい方は、ぜひ「赤ちゃんの名前が決まらない!だったらこうしてみる?提案6つ」をお読みください。

読み方は、戸籍には記載されませんが、住民票の処理上必要なので、必ず書くようにしましょう。

 

❷ 父母との続き柄

「嫡出子」と「嫡出でない子」、聞き慣れない言葉ですね。

嫡出子とは、婚姻関係にある男女関係の間に生まれた子のことです。

嫡出でない子とは、婚姻関係のない男女関係の間に生まれた子のことになります。

お子さんが長男の場合は、( )の中に、「」と書いてにレ点を入れます。

お子さんが長女の場合は、( )の中に、「」と書いてにレ点を入れます。

次男、次女の場合は、( )の中に「」と書きます。

三男、三女の場合は、( )の中に「」と書きます。

 

❸、❹ 生まれたとき  生まれたところ

右側のお医者さんが記入してくれた出生証明書を確認して正しく書き写してください。

 

❺ 住所(住民票を登録するところ)

・ママとパパが住民登録している住所を記入しましょう。

・「世帯主の氏名」と「世帯主の続き柄」で、世帯主がパパの場合は「子」と書きます。次男や三男などに区別しません。


3 「生まれた子の父と母」の情報を記入する欄

❶ 父母の氏名、生年月日(子どもが生まれたときの年齢)

「嫡出子でない子」のときにかぎり、父は空欄になります。

❷ 本籍

パパ、ママの本籍を書いてください。
筆頭者とは、戸籍の最初に記載されている人です。(私の場合は、夫になります。)

❸ 同居を始めたとき

結婚式をあげたとき、または、同居を始めたときのうち早いほうを書いてください

❹ 子どもが生まれたときの世帯主のおもな仕事

当てはまるものにレ点を入れてください。

❺ 父母の職業

国勢調査のある年に生まれた子だけ書いてください。国勢調査は五年ごとに行われていて、次回は2020年です。


4 「その他」の情報を記入する欄

子どものパパやママが、まだ戸籍の筆頭者になっていない場合は、新しい戸籍がつくられますので、この欄に希望する本籍を書いてくださいそうでなければ記入しなくて大丈夫です。


5 「届出人」の情報を記入する欄

基本的に届出人は、パパかママです。代理人の場合でも、必ず、パパかママの署名と押印が必要になります。

❶ 当てはまるものにレ点を入れてください。

❷、❸ 上記と同じ場合は、レ点を入れるだけです。

❹ 署名は、パパかママの名前です。代理人の方の名前ではないので注意してください。
届出人が父か母であっても、あらためて、住所・本籍にはきちんと記入してください。空欄ではだめです。(何回名前書くの?と思ってしまいますね)

❺ 携帯電話で問題なければ、携帯電話が一番便利です。

出生届はどこでもらえるの?

出生届をゲットするには5つの方法があります。

  1. 各自治体の窓口で直接もらう
  2. 各自治体の公式HPから自分でDL(ダウンロード)する
  3. 売っているものを買う
  4. 企業のサイトからDL(ダウンロード)する
  5. 通院している産婦人科・病院でもらう

❶ 各自治体の窓口で直接もらう

ほとんどの方は、出産されたときの病院でもらうことが多いようです。私は区役所に用が合って出向いたときに、ついでに出生届を頂きましたが、最終的には病院のものにしました。区役所の方も、「病院でもらえますから大丈夫ですよ!」と言ってくれましたが、一応もらいました(笑)

区役所でもらった出生届

区役所でもらった出生届

エッチャン
エッチャン

かなりシンプルですな。


❷ 各自治体の公式HPから自分でDL(ダウンロード)する

各自治体の公式HPから自分でダウンロードするときは、検索窓に【自分の住んでいる地域名 出生届】と打ち込んでみてください。

(必ずしも自分の地域の自治体が出生届を作っているとは限りませんの注意してください。)

他にもまだまだありそうです。どの地域の出生届も工夫が凝らされていて素敵です。
かわいいものからクールなものまで揃っています。
基本的にどの地域の出生届でも、提出は可能です。

注意点が2つ。

1つめは、印刷です。印刷は必ずA3サイズでなければいけないことです。
私の家のプリンターは、A3サイズの用紙が印刷できないため、データを持ってコンビニまで行かなければいけないので断念。

2つめは、病院です。事前にオリジナル出生届を使いたいと申し出ることです。先に言わないと、病院が用意している出生届を使われてしまいます。


❸ 売っているものを買う

出生届製作所では、ユニークな出生届を購入することもできますし、無料ダウンロードできるものもあります。こだわりの1品を見つけたい方にはおすすめでしょう。


❹ 企業のサイトからダウンロードする

結婚式場のANNIVERSAIRE、他にも色々あるんですが、web上で会員登録するとダウンローとすることができるという条件付きの会社が多いです。一手間かかりますな。

アカチャンホンポも、会員登録することで特典としてついてきます。


❺ 通院している産婦人科・病院でもらう

出生届の用紙にこだわりがなければ病院でもらえるもので十分です!

出生届はいつ提出するの?

出生届は、赤ちゃんが生まれてから 14日以内に提出しなくてはいけません。出生届の提出できる時間帯は、24時間365日いつでも大丈夫です。

ただし、 平日をおすすめします。

トックン
トックン

でも、平日なかなか時間が取れないからな。

土日・祝日・早朝・夜間と提出可能ですが、手間がかかるんですよね。

24時間365日提出可能ですが、審査自体は役所が営業している時間になります。
もし、記載内容に不備があった場合はまた行かなければなりませんし、出生届の他に児童手当の申請なども行う場合は、結局営業時間内に行かなければ手続きが進められません。

なので、有給などを使ってでも平日行くことのがおススメ、というか行かざるを得ないです。

私は平日月曜日の午前中に区役所へ行きました。当日の役所はそこまで混んではいませんでしたが、出生届の提出や他の手当てなどの申請を全て終えるのに2時間半くらいかかりました。

出生届はどこへ提出するの?

提出先は、市役所や町役場の戸籍係の窓口です。その場合でも3か所で受け取ってもらうことが可能です。

  1. ママとパパの住民票のある地域
  2. ママとパパの本籍地
  3. 出生地

この3か所です。おススメは、住民票のある地域、要は自宅があるところです。

エッチャン
エッチャン

里帰りしているときは?

仮にママが里帰りしていたとしても、パパに頼んで自宅近くの役所で手続きを済ませてしまった方が その後、出生届以外の手続きのことを考えると楽なのです。
なので、居住地域の役所での提出をおすすめします

出生届は誰が提出するの?

出生届を提出できる人は限られています。

  1. ママかパパ
  2. 担当医師か助産師さん
  3. 代理人(同居人か出産に立ち会った親族など)

よほどのことが無い限り、ママかパパが出生届を提出することになると思います。

それでも、ママは体調が優れず、旦那さんは出張でいないというような場合も考えられますよね。
14日以内の提出が難しい・・・という場合は代理人を立てます。
代理人の条件は、同居している人か出産に立ち会った人と限定されています。

その人たちが出生届を出す際には、必ずママかパパの署名と捺印が必要になります。

もし、親が婚姻届けを出していない場合は、ママの戸籍に入ることになるため、ママが出生届を提出することになります。

出生届を提出するときの持ち物は?(その他の手続きにも)

出生届を提出するときの持ち物は、

  1. 印鑑
  2. 出生届(出生届の右側は、出生証明書になっています)
  3. 母子健康手帳
  4. 身分証(運転免許証、マイナンバーカード or 通知カード 、健康保険証)

になります。その際、出生育児一時金などの申請も同時に行いたい場合は、下記のものも持っていくとよいですよ。

  1. 夫婦の預金通帳かキャッシュカード
  2. 児童手当書類(自治体が行っている制度 事前に役所のHPからダウンロードしておくとよい)

❶印鑑

シャチハタはダメです。認印を持っていくようにしましょう。
書類に不備があった場合は訂正する際に使います。

❷出生届(出生証明書)

こちらは、オリジナルでも病院からもらったものでも出生届に必要事項さえ記入してあれば問題ありません。

出生証明書は、出産に携わってくれたお医者さんが記入し、発行してくれます。
出生証明書は出生届(A3)と一緒になっています。

オリジナル出生届をお願いする場合は、事前にお医者さんに渡しておきましょう。

❸母子健康手帳

出生届を出すと、母子健康手帳に出生届出済証明を記入してもらえます。

もし、手元に母子健康手帳が無かった場合も考えられますよね。ママが里帰りしていて母子健康手帳が手元にないとか。それでも出生届を提出することはできます。ただ、後日改めて母子健康手帳を持って役所へ行く必要が出てきます。

代案として、パパがママから直接受け取れない場合は、郵送で送ってもらって、申請の手続きをし終えてから送り返すという方法も考えられますね。

❹身分証

本人確認に必要になります。運転免許証やマイナンバーカード(通知カードではなく)など顔写真つき。

出生届を提出すると?

自宅近くの役所で手続きを行える場合は、下記の手続きもいっぺんに済ませてしまいましょう。(これらの手続きは里帰りしている役所ではできません。なので、自宅近くの役所へ出生手続きを出してしまった方が便利なんですよね。

  • 出生届出済証明
  • マイナンバー
  • 児童手当
  • 乳幼児医療費助成
  • 国民健康保険
  • 出産育児一時金

・出生届出済証明

繰り返しになりますが、母子健康手帳に出生届出済証明が記載されます。
母子健康手帳の1ページ目です。

出生届出済証明

この部分に、自治体の長の押印入りの出生届済証明の用紙がもらえるので、貼り付けることになります。

だいたい、出生届を提出した段階で、児童手当に関する「申請もされますよね?」と聞かれますので、案内にしたがって申請を済ませてしまった方がよいです。


・マイナンバーの申請

児童手当の申請をしたり、その後の口座を開設したりするのに、子ども自身のマイナンバーが必要です。出生届を出すときに、住民票にマイナンバーの記載を希望してください。子どものマイナンバーを確認できます。

マイナンバーカード自体は出生届提出後、1週間程度で受け取ることができます。


・児童手当の申請

児童手当の申請は、生後15日以内と決まっていて、基本的にさかのぼって支給を受けることができません。もったいないですから必ず申請するようにしてくださいね。

申請する際には、振込先を記入することになりますので、銀行の通帳やキャッシュカードを必ず用意しておきましょう。


・乳幼児医療費助成の申請

乳幼児医療費助成は、子どもにかかる医療費の一部を負担してもらえるものなので絶対申請しましょう。ほとんどの自治体で医療費&薬が無料になります。


・国民健康保険の申請

パパ、ママが社会保険ではなく(会社勤めしている)、国民健康保険に加入している場合は、そのまま役所で手続きが行えます。


出産育児一時金

健康保険に加入しているすべてのママを対象に、出産費用をまかなえるよう健康保険から42万円がもらえる制度。直接支払制度を利用すれば、退院時の支払いは42万円を超えた差額分だけ。会社員・公務員ママは、勤務先か健康保険または共済組合へ。

引用元:自サイト「妊娠出産費用はいくら?手続きして賢く制度を活用!お金がない場合も

色々な種類の申請があって複雑ですよね。申請できる制度についてまとめてあります。ぜひ、お読みください。

出生届に関するまとめ

出生届に関する疑問を解消することができたでしょうか。

あらためて、今回の内容をまとめると

  • 出生届をもらえる場所は、自治体の窓口かwebサイト、企業サイトからダウンロード、通院している病院、販売しているもの
  • 出生届は24時間365日提出可能だけど、平日がおすすめ
  • 出生届は、住民票のある地域か本籍地か出生地のいずれか。住民票のある地域がおすすめ
  • 提出時の持ち物は、印鑑・出生届(出生証明書)・母子健康手帳・身分証・預金通帳かキャッシュカード・マイナンバーカード(or 通知カード)
  • 各種助成制度を申請できます

大切な申請手続きです。できるだけ早く済ませて安心したいですね。

忙しい中での手続きになると思いますが、かわいいお子さんのためにもしっかりと申請手続きを終わらせてください。

それではまた♪

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