最近乳の出があまりよくない、夜中はサッと授乳を済ませたい、パパにも授乳をしてほしいというママには特に使えるミルクかもしれません。
授乳ってとても労力要りますよね?
特に、深夜のミルク作りのせいで、ほぼまとまった睡眠が取れないってことにも。もしかしたら、それが当たり前になっているなんてことも。
ほんと、誰でも簡単、お手軽にミルクをあげられるようになるが液体ミルクなんですよね。おでかけ時にも便利。
先日、新聞を読んでいたら液体ミルクのことが記事になっていました。
「液体ミルク、販売好調 ~便利さで子育て世代が支持」江崎グリコは販売当初の3倍、明治は初回販売分で2倍の出荷をしたそうです。
今後は、産院、保育園で使われる予定。さらに、自動販売機でも購入が可能になるとのこと。
最近話題になり始めている液体ミルクなのですが、まだまだ知名度は低いかも知れません。
しかし、発売開始からまだ間もないのですが、今、猛烈に売れ始めています。
液体ミルクのメリット・デメリット
デメリットを言うなら・・・
- 粉ミルクよりも値段が少しお高いこと
- サイズが選べないこと。アイクレオは125ml、明治は240ml。この中間くらいがあってもいい。
そのくらいしか見当たらないかも。
液体ミルクには、授乳や粉ミルクには無いメリットがたくさんあります。
- 常温、さらに 長期間で保存が可能です。
- お手軽に飲ませることができるため、授乳者の負担の軽減になります。
→夜泣きして、少しでも早くミルクを飲ませたいときには本当に助かる。夜中のギャン泣きは、ママもパパも辛いですからね。 - 外出時、以前は「消毒した哺乳瓶・粉ミルク・お湯・水」、それを液体ミルクに変えると「使い捨て哺乳瓶・液体ミルク」だけで済みます。国内外の旅行などにも便利。
- 緊急の災害時、ライフラインが止まってしまった場合でも、飲ませることができます。
どれもかなり大きなメリット。
ここ数年、毎年何かしら大きな災害が起きています。日本に住んでいれば、いつ大きな災害に見舞われても不思議ではありません。
だけど、災害への備えを十分にしてますかって話です。その点で言えば、液体ミルクはその点とてもすごい商品ですよ。
なぜかって?それは、これさえあれば赤ちゃんに飲ませられるし、賞味期限が長いから。
災害時に、赤ちゃんのミルクどうします?きれいな水もお湯もなかなか手に入らないですよ。大人なら耐え凌ぐことができますが、赤ちゃんには相当辛いです。
災害が来ないのであればそれは嬉しいことですし、液体ミルクは日常使いに切り替えたらいいだけです。どの家庭にも1ケース分くらいは用意しておくべきです!
と、熱く語ってしまいましたが、2019年8月に入って新たな情報が入りました。それは
1000RT:【認知度向上へ】ローソンとファミマ、月内に液体ミルクの販売開始https://t.co/8n6mQLKaM8
哺乳瓶にそのまま注げる利便性から育児の負担軽減になると好評で、働きながら子育てする世帯などからの関心が高いという。
— ライブドアニュース (@livedoornews) August 8, 2019
8月8日 、ローソンとファミリーマートが液体ミルクを販売する準備を進めていることが分かりました。
現在、予定販売数の2,3倍の売れ行きだそうですが、それでもまだ液体ミルクのことを知らない人は多いようですから。
コンビニで売られることになったら一気に認知度も広まって売れそうですね。コンビニでの購入価格が気になるところですが、まだ発表がないようなので、情報が入り次第、こちらに書きます。
パーキングエリアでも販売しているところが出てきています。
帰省の途中で寄ったパーキングエリアで、赤ちゃん用の液体ミルクを売ってた。
めちゃくちゃ便利そうなので世の子育てしてる人に届いてほしい。 pic.twitter.com/OV3oMZba7Z— ショウ@ODA-232 (@M14_16_21) August 12, 2019
私がよく使っているドラッグストアーでも、売られるようになっていました。
徐々に、液体ミルクが手に入れやすくなってきていることを感じます。
液体ミルクって一体?
日本では、2019年3月から乳幼児液体ミルクが販売開始になりました。
液体ミルクは、液状の人工乳を容器に密封したもので、母乳代替食品です。
母乳が不足したときや、母乳が与えられないときの代わりになります。
また、粉ミルクとの大きな違いは、溶かす必要がなく、温めずにそのまま乳児に飲ませることができること。
調理が一切必要ないということです。何て便利!
現在、認可を受けているのはたったの2社。グリコと明治です。
2019年の3月5日からグリコは「アイクレオ赤ちゃんミルク」を、
4月から明治は「明治ほほえみ らくらくミルク」を販売開始しました。
現在は、一部のコンビニ、食品スーパーなどでも取り扱いが始まっています。
ちなみに、液体ミルクは、海外、特に欧州では粉ミルクよりも主流なんです。もっと早く販売してくれてもよかったのに・・・。それには理由が。
液体ミルクって安全なの?
これまで液体ミルクが製造・販売されてこなかったのには理由があります。
決して危険だからということではないのです。
日本の乳製品に関する法律を作る際、粉ミルクのことは考えられていましたが、液体ミルクについては考えられていなかったのです。
そりゃそうですよね、液体ミルクのこと考えてる人がいたら相当先見の明があるわって。
平成30年8月に法改正が行われて、基準に適した乳児用液体ミルクを正式に、国内で製造・販売が認められるようになりました。
液体ミルク自体は、政府も普及に向けた取組を始めているほどです。
(HPでも確認できます!内閣府男女共同参画局 乳児用液体ミルクの普及に向けた取組)
資料を色々読みましたが、安全に関することもかなり細かく決められていることが分かりました。
平成30年の豪雨災害のときに、岡山県倉敷市へ液体ミルクが実際に配布されました。愛媛県も同様でした。
<乳児用液体ミルク備蓄へ 県内すべての防災拠点に 三重 伊勢新聞 液体ミルク>
都道府県としては初めて、乳幼児用液体ミルクを災害時用に備蓄します。今月下旬から来月頭に備蓄完了します。知事選でも掲げ、皆様のご協力で早期に実現できました。
乳児用液体ミルク備蓄へ 県内すべての防災拠点に 三重 https://t.co/9BcXL6puc7 #スマートニュース
— すずき英敬(えいけい) 三重県知事 (@eikeisuzuki) July 19, 2019
液体ミルクの成分と気になる添加物は
赤ちゃんが飲むものとしてどんな成分や添加物が入っているかは気になるもの。
アレルギーには特に気を遣いますよね。アレルギー物質として、
明治ほほえみらくらくミルクは、乳成分
アイクレオは赤ちゃんミルクは、乳成分と大豆
が含まれています。
他の食材も同じですが、初めて飲む場合は、必ず日中、お医者さんが開いているときに飲ませるようにしましょう。
私が買ってきた「明治ほほえみ らくらくミルク」「アイクレオ 赤ちゃんミルク」の原材料を写真に収めました。見づらいと思い、書き出してみました。
「明治ほほえみミルク」の原材料です。
乳糖、調整食用油脂(豚脂分別脂、大豆白絞油、パーム核油、精製魚油、アラキドン酸含有油脂)、脱脂粉乳、乳たんぱく質、デキストリン、バターミルクパウダー、フラクトオリゴ糖、ホエイパウダー、食塩、酵母/炭酸Ca、V.C、炭酸K,塩化Mg、イノシトール、塩化K、クエン酸鉄Na、コレステロール、タウリン、硫酸亜鉛、V.E、L-カルニチン、シチジル酸Na、パントテン酸Ca、ナイアシン、ウリジル酸Na、イノシン酸Na、グアニル酸Na、硫酸銅、5’-AMP、V.B1、V.A、V.B6、V.B2、葉酸、カロテン、V.K、ビオチン、V.D、V.B12
「アイクレオ 赤ちゃんミルク」の原材料です。
調整食用油脂(分別ラード、オレオ油、大豆油、ヤシ油、パームオレイン)、ホエイパウダー、乳糖、脱脂粉乳、たんぱく質濃縮ホエイパウダー、ガラクトオリゴ糖液糖、エゴマ油/V.C、レシチン、炭酸K、塩化K、水酸化Ca、V.E、イノシトール、タウリン、5’-CMP、硫酸亜鉛、ウリジル酸Na、硫酸鉄、ナイアシン、5’-AMP、パントテン酸Ca、硫酸銅、V.A、イノシン酸Na、グアニル酸Na、V.B1、V.B2、V.B6、カロテン、葉酸、ビオチン、V.D、V.B12、(一部に乳成分・大豆を含む)
※原材料は多い順に並べて書いてあります。
添加物に関しては量の問題だと考えています。添加物なしということであれば、完全母乳一択になるかと思いますが、それはなかなか大変ですよね。
1日10~20gの塩を取るのは問題ないですが、1日1㎏とったら身体を壊しますよね・・・。適切な量であれば、問題ないはずですが。
液体ミルクの栄養素は?
(消費者庁HPより引用:乳児用液体ミルクってなに?)
これらの栄養素は乳幼児に必要とされているものです。ということは、これまでに販売されている粉ミルクと同じ成分になります。また、限りなく母乳に近い! 成分とも言えます。
液体ミルクの使い方
超絶簡単です。10秒で飲ませることができます!!!
1 液体ミルクと哺乳瓶を用意
2 液体ミルクを振って、開けて、哺乳瓶に移す
3 飲ませる
終わり・・・。
なんと~3ステップ!!!!
粉ミルクでも十分ありがたいです。母乳に近い栄養分が入っていて、溶かして飲ませるだけ。
これだけでも文句言えませんが。
お湯を沸かさないといけない、すぐに冷やさないと飲ませられない、時間がかかる、赤ちゃんが飲まない時は・・・。外にでかけると負担倍増。荷物にもなる。(すいません、つい文句が。)
液体ミルクの賞味期限
商品の形態によって異なる場合もあるため、表示の賞味期限の確認が必要です。
おおよそ、紙パックは約6カ月、缶は1年です。
ただし、開封後はすぐに使用しなきゃだめです。飲み残しを与えることも×。
ちなみに防腐剤は入っていません。
その代わりに
① 高熱での滅菌
② 衛生管理の徹底
③ 容器の高密閉機能の確保
の3点がなされているため、長期保存することができるそうで、安心して使えます。
液体ミルクの値段は?
グリコ:アイクレオ 赤ちゃんミルク
内容量 :125ml
小売価格:200円(税別)
賞味期限:6ヶ月
明治:明治ほほえみらくらくミルク
内容量 :240ml
小売価格:215円(税別)
賞味期限:1年
液体ミルクのまとめ
液体ミルクの認知度は現在あまり高くないと思います。身近なママ友に聞いても使ったことがある人はほぼいませんでした。
なんとなく、「大丈夫なのかな?」という思いが先行しているよう。
今回色々と調べてみたり、液体ミルクの便利さを体感しました。お値段がもう少し安くなるなら、液体ミルク一択になりそうな自分がいます。
緊急時のことを考えたら、どの家庭にも常備しておくこと、これは液体ミルクに限らずの話です。
個人的に、amazonで買うのが便利。1ケース買うと重いですからね。
配送してもらえるに越したことはないです。
今後液体ミルクの認知度が高まり、もっと普及したらよいなと。コンビニやスーパーで変えるようになったら一気に販売が伸びて認知度も上がりそう。
液体ミルクが普通に使われるようになるのも時間の問題ですかね。
最後に、母乳以外のミルクを使うと、育児で手を抜いてるんじゃないかという一部の声がありますが、そんなのは全く気にしないこと。大事なことは子供を健康に育てることです。方法は二の次です。
お手軽・簡単というのはどんなにありがたいことか。一度使い出したら、やめられない。液体ミルクさまさまです。
ミルクの負担を減らしたいなら、ぜひ一度使ってみてはいかがでしょうか。