赤ちゃんが母乳やミルクを飲んでくれるのはとても嬉しいですよね。
元気にたくさん飲んでくれると見ている自分が幸せな気持ちになります。
母乳やミルクはいつまで続けますか?母乳の栄養がずっと続くわけではありません。
母乳から離乳食や他の飲み物へいずれ変えていかなければならない時期がやってきます。
母乳やミルクから別の飲み物を飲ませるのに不安を感じませんか?
ミルク以外の飲み物は、赤ちゃんにあげる時期や量、飲ませ方にきちんと注意すればしっかりと飲んでくれるようになります。
今回は、母乳やミルク以外のものを飲ませるにあたって出てくる疑問についてお伝えしていきます。
・いつから飲ませたらいいの分かります
・飲み物の種類や時期についても分かります
・飲み物を飲む練習方法について分かります
読み終えたときには、飲み物に関する不安が無くなります。
赤ちゃんの飲み物 いつから
赤ちゃんがいつからどんな種類のものを飲めるようになるのか目安にしてください。
時期 | 種類 |
0~離乳食開始時期前(5,6カ月) | 母乳やミルクで十分 |
離乳食開始後 | 母乳やミルク、水、白湯、麦茶 |
1歳以降 | 母乳、ミルク、水、白湯、麦茶、牛乳、果汁、ジュース |
生後0~5、6ヶ月(離乳食開始時期まで)
他に飲み物飲ませなくても大丈夫なの?
母乳やミルクを飲むだけで赤ちゃんが必要としている栄養素から水分補給まで十分足りているんです!
母乳やミルクって本当にすごくて、この時期はこれだけ十分。
以前は、白湯を飲ませた方がよいとよく言われていたようですが、絶対に必要なものではないようですし、勧める先生も減っているとのこと。
5、6ヶ月以降(離乳食開始後)
離乳食が始まると、少しずつ授乳する量が減ってきます。
なので、母乳やミルク以外にも何か水分を飲ませてあげようってなりますよね。
ただ、赤ちゃんに必要な栄養や水分はこれまでと同じでほとんど母乳やミルクでまかなえています。
水分から栄養をとる必要はないという点で考えてみると、水や白湯、麦茶で十分!
果汁やジュースにはそれ以外の成分も入っているので、積極的に飲ませる必要はないかな。
甘くて飲みやすいのは分かります。
水だったら飲もうとしないのに、ジュースだったら飲むっていうことも考えられますよね。
ただ、果汁やジュースを飲ませると他のものを飲まなくなるという話も聞いていて、私は飲ませたくない派です。
1歳以降
1歳以降は色々な飲み物にチャレンジさせてもいいんじゃないの?
と言われていますし、飲ませても問題なさそうです。
が、あえてジュースを選んで飲ませる必要ってあるのかな。
ジュースには糖分が入ってるので、カロリーが高い。
子供はきっと好きになって飲みたがるだろうなと予想できます。
ジュースは飲むけど他のものを飲みたがらなくなる。困りますよね。
これがかなりのリスクになるんじゃないかなと考えられます。
コーラの美味しさを知ってしまったら、水ではなくてコーラを飲みたくなる私と一緒(笑)
ご家庭の方針にもよりますが、水・麦茶で済むのであれば、それを続けていくのもいいのではないかと!
全く飲ませないという手もあります。
だけど、少しくらいは飲ませてもいいんじゃないの?と考えるママさんの気持ちも分かります。
飲み物を飲ませるときには、種類によって工夫をしてみてください。
種類 | 飲ませるときの工夫 |
母乳やミルク | 特別な工夫はなく、飲みたいだけ飲ませてあげる。ママは良質な栄養を摂ることに専念! |
水・白湯・麦茶 | どれもスプーン1杯からスタート。こまめに回数を分けてあげる。水・麦茶は常温で。 |
牛乳 | 最初は多くてもスプーン2杯(50ml)からスタート。冷やしたものではなく、常温で飲ませること。 |
果汁 | 本物の果物を絞ってあげる。白湯で2、3倍に薄めて、スプーン1杯からスタート。 |
ジュース | 白湯で2、3倍に薄めてあげる。最初はスプーンで一口から始める。 |
牛乳
牛乳は栄養が豊富ではありますが、母乳やミルクと違って鉄分が十分ではありません。
母乳やミルクの代替えとは違うのでその点は気をつけるようにしましょう。
また、消化器官が弱い赤ちゃんに大量に牛乳を飲ませてしまうのはよくないので、注意。
冷えた牛乳ではなく、常温で飲ませるようにするといいですね。
果汁・ジュース
赤ちゃん用のジュース以外は、味が濃いため白湯で薄めてあげてください。
スプーン1杯の量でジュースは売っていませんから、余ってしまった分は冷蔵保存する。
保存が心配なママは、ママが飲んでしまっても大丈夫。赤ちゃんが飲めるものは大人が飲んでも全く問題なし。
美味しいと思うかどうかは別ですが。
<注意点>
牛乳・果汁・ジュースを初めて飲ませるときにはアレルギーに注意します。
必ず受診ができる時間帯を選ぶこと。
午後の食事時間では、病院が休み時間に入ってしまうことも考えられるので計画的に!
赤ちゃんが下痢や熱のときは経口補助液(イオン飲料)
赤ちゃんが下痢や嘔吐をしてしまうととても心配になります。
ミルクを与えても吐いてしまう、赤ちゃんがものすごく汗をかいている。
これ脱水症状になっちゃうんじゃないの!?
心配に心配を重ねるのが嫌なので、そんなときのために、何を飲ませたらよいか病院の先生に聞いておきました。
先生、家で熱が出たり下痢や嘔吐をしてしまったりしたときは、何を飲ませたらよいですか?
基本的には母乳かミルクで大丈夫なんですよ。
それでも飲めないときってありますからね。
赤ちゃんに飲ませる飲み物の1つに乳幼児用経口補助液があります。赤ちゃんの水分補給に適した成分が入っているのと、赤ちゃんの口に合わせた風味になっているので家庭でも飲ませやすいですよ。
だったら、家にも常備しておいた方がよさそうですね。
経口補助水はご家庭でも作ることができます。
<経口補助水の作り方>
準備するものは、湯冷まし500ml、砂糖20g、塩1.5g。
これをしっかり混ぜるだけ。
柑橘系フルーツの汁をちょっといれると飲みやすさも増すそうです。
ただ、柑橘系を入れる際、吐き気や下痢があるときは避けた方がいいみたいです。
赤ちゃんの上手な飲ませ方のポイント3つ
離乳食が始まったころから赤ちゃんに母乳やミルク以外の飲み物を飲ませ始めるようになりますが、これまでは、哺乳瓶を使ってきましたよね。
じゃあ、水分を与えるときってどうやって??
いきなりコップはないし、スプーンって方法も。でもずっとスプーンを使い続けることもないかな。
赤ちゃんに上手に飲み物を飲ませたいならこの3つのポイントをおさえておくといいかも。
- 飲み物を入れる容器にこだわる
- 練習方法にこだわる
- 飲まないときにこだわる
試してみる価値があるのでぜひ、一度チャレンジしてみてください。
飲み物を入れる容器にこだわる
離乳食が始まって、飲み物をどう飲まそうかって悩む時期がきますよね。
赤ちゃんに飲み物をあげるとき、
スパウト
ストローマグ
大きくわけて3種類あるんですよね。
哺乳瓶とストローマグは知っていましたが、スパウト??
のことって知らなかったので、ちょっとだけ解説入れておきます。
スパウトって知ってるのかな?
離乳食に慣れてくると上の口びると下の口びるを使って飲めるようになる。
このタイミングでトレーニングがおススメ。チャンスは逃さない♪
となるとどういう練習をさせたらよいか気になりますよね。
1つ目は、哺乳瓶
哺乳瓶に関しては、ミルクのときから使い慣れているはずなので、そのまま継続して使えばいいですよね。
2つ目は、スパウト
わたくし個人としては、こちらのスパウトは必要ないかなと思っています。
理由は簡単でこのあと紹介するストローマグで事足りてしまうからです。
商品によっては、ストローにも変更できるので、スパウトを使ってみたいというママにはおすすめかも知れません。
3つ目は、ストローマグ
ストローマグは2強かな!この2つを買っておけば間違いないです。
ストローマグ1つめは、「リッチェル Richell アクリア コップでマグ ストロータイプ」。
離乳食を始めたころにこれを使い出すと、もうほんとあっという間に自分で飲めるようになる魔法のストローマグ。蓋を押すとストローから飲み物がでます。
あまりに吸いやす過ぎて、逆に口から溢れてしまうという(笑)
練習には最適なんですよね。
ホントに口からこぼれてしまうので、最初はタオルを用意してあげるといいです。
他にも倒してもこぼれない、洗いやすいというメリットがあります。
2つめは、サーモスの「真空断熱ベビーストローマグ」
さすがサーモスといったところです。
私も普段サーモスのグラスを使っていて信頼度の高いブランドでしたから、躊躇なく購入。
とにかく強固!
赤ちゃんですから、マグを落とすことは当たり前ですよね。
落として壊れて「キー――!」ってママがなるよりも、そもそも壊れないものを買った方がいいですよね。
練習方法にこだわる
おっぱいを飲むのにもようやく慣れて上手に吸ってくれて嬉しいなと思ったのもつかの間、次は、飲み物を飲む練習なんですよね。
自分も遠い昔はこうやって練習してきたんだなと振り返るとちょっと不思議。
上手な飲ませ方の練習方法ってありますか?
先輩ママからも話を聞いていたし、姪っ子ちゃんの様子も知っているので、そのことを踏まえて練習方法を紹介してみます。
スパウトの練習方法
スパウトの練習方法のコツは、容器の中に入れる水の量を少なくすること。
赤ちゃんは容器を傾けたときに、どのくらい水が出てくるかって分からないんですよね、ガッと傾けてドバッて水が出てきて口からもれる・・・・泣く。
とはいえ、これも大事な練習なんです、きっと(笑)
最初は「水」もポイント。
何度こぼしても乾かせばいいだけなので、気にならない!
少しだけ水を容器に入れてあげて、スパウトを口に当てるようにしていると自然と自分から飲むように。
ストローマグの練習方法
意外や意外、これができるようになるまで結構時間がかかる!?
ストローなので吸わないとだめなのはもちろんですが、赤ちゃんには吸い続ける力がない、というか最初は弱い。
なので、なかなか吸っても出てこないんですよね。
コツは、無言で飲ませるんじゃなくて、赤ちゃんが吸おうとしたときに「チューチュー」って口をすぼめて真似させるんです。これほんと効果があるのでぜひやってほしい。
口をすぼめる姿を見せるのと、チューチューって吸う音を言ってあげるのを繰り返すと、結構赤ちゃんが上手に吸いませす。1回じゃできないかも知れないですけど、数回やっているうちに赤ちゃんも慣れてきます。
飲み方のトレーニングをしているとうまくいくときもあれば、なかなか飲まないときもあるんですよね。
そんなときはどうしたらよいかについてです。
飲まないときにこだわる
・少量でこまめにチャレンジ
・レンジでチン!40度くらいの温度で飲みやすく
・焦らない
飲むのを嫌がることって実際あるんですよね。私の姪っ子ちゃんは完全にそうでした。
考えてみれば、これまで生まれてからずっとミルクを飲んでいたので赤ちゃんからすると驚きがあるはずです。
飲みなれた物以外を飲むのは大人でも抵抗があるもの。赤ちゃんならなおさらかな。
って考えると飲まないときにこそこだわって、ちょっとずつ、飲みたくなるようにトライ&エラー戦法で。
1回だめでも心配しない。
小さじスプーン1杯でちょっとずつチャレンジ、赤ちゃん飲もうとしないなら必要ないという気持ちで、すぐにやめちゃいます。
回数で勝負みたいな!
お医者さんからのアドバイスでもらったのは味変です。
白湯200mlに小さじ1杯の砂糖を入れてみて。ほんのり甘くなるから、赤ちゃんが飲みやすくなりますよ。
飲み方に苦労しているなら、容器の問題が大きく関係しているかも。
容器が赤ちゃんに合っていないかも知れないので、違うものに変更したらすぐに飲めたってこともあるんじゃないかな。
それでも飲まないなら赤ちゃんの気分も考えてあげて。
赤ちゃんの飲み物練習はいつから?のまとめ
飲み物を飲ませるだけでも考えなきゃいけないことってたくさんありますよね。
改めて整理してみると、
- 赤ちゃんは離乳食を始める頃から、母乳やミルク以外の飲み物を飲ませ始める
- 飲ませる物の種類は水・白湯・麦茶で十分、ジュースにはデメリットも
- ポイント3つ(容器・練習方法・飲まないとき)を意識する
最初はうまくいかないこともありますが焦る必要はないです。
だって、知り合いに飲み物飲めない人いないですよね。みんな遅かれ早かれ飲めるようにはなるんです。
私は意識して、気にしないようにしていますが、どうしても赤ちゃんだと速さに目がいきがちです。
大事なことは、速さじゃないですから、自分のお子さんが、ちょっとずつできるようになる、
飲めるようになればそれでいいですよね。
姪っ子甥っ子見ていても、飲めるようになるものとか飲む速さとか全然違いました。
今日お伝えしたことをぜひぜひ試していただいて、もしお子さんに効果があったら嬉しいです。