みなさん、赤ちゃんと大人の洗濯物って分けて洗濯されていますか。
一緒に洗っています
という家庭もあれば、
完全に分けています
という家庭もあるようです。
実は、洗濯の仕方によっては赤ちゃんにとってよくないこともあるんですよね。
ちょっとしたことですが、気をつけないと赤ちゃんが肌トラブルを起こしてしまうなんてことも。
今回は、洗濯物は 分けた方がいいのか、分けるとしたらいつまで、洗濯の回数、洗い方など赤ちゃんと大人の洗濯物事情について詳しく書きました。
・赤ちゃんと大人の洗濯物事情がわかります
・赤ちゃんの汚れた物の洗い方がわかります
・どの程度洗濯すればよいかわかって、気が楽になります♪
汗、おしっこ、うんち、ミルク汚れ。赤ちゃんの肌着や洋服、タオルなども含めると洗う量はなかなかですよね。
洗濯機を1日最低1回、日によっては、2、3回回すことも。赤ちゃんの洗濯物と大人の洗濯物を一緒に洗えたらそれだけでも結構楽になりますよね。
赤ちゃんの服の洗濯の仕方に迷っているママさんに役に立てれば幸いです。
赤ちゃんの服(ベビー服)の洗濯はいつまで大人と分ける?
別に一緒に洗濯してもいいのでは? と思っていました。
何か問題でも?
ベビー用の繊維製品と子供用や大人用の繊維製品では、ホルムアルデヒドの規制値が違うんですよね。ベビー用品の方がより厳しくなっています。
ベビー用繊維製品については、
・赤ちゃんがなめると予想されること
・ホルムアルデヒドに対するアレルギーを起こす可能性が高いこと
・赤ちゃんの皮膚感受性が高いことという理由から、上記の表のとおり、2才用は3才用と比べて規制値が厳しく、対象繊維製品は多くなっています。
引用元:東京都福祉保健局
えーなんでホルムアルデヒドが服に?
洋服を洗濯したときに、縮んだり、しわが寄ったりしなくなるようにホルムアルデヒドが使われているみたい。
大人であればこれは全く問題ないのですが、赤ちゃんとなるとそういうわけにはいきません。肌がデリケートですから。
いつから分けるかの決まりはないのですが、 周りの先輩ママや姉妹にも確認したところ、1カ月を過ぎた頃には洗濯を一緒にする友達がほとんどでした。
表にまとめるとだいたいこんな感じ♪
時期 | 洗剤 | 分け方 |
---|---|---|
0~1カ月 | 赤ちゃん用洗剤 | 大人と分けて洗う |
1~12カ月 | 大人と同じ洗剤 | 一緒に洗う(洗剤の量を少なく) 汚れがひどい物は分ける |
1歳~ | 大人と同じ洗剤 | 大人と一緒 |
気をつけたいことは、大人のものと赤ちゃん用のものを詰め込みすぎないことです。なぜかというと、すすぎ洗いが十分にできなくなる可能性があるからです。
とにかく すすぎをしっかりするのは絶対なので、洗濯ものを一緒に洗うなら洗濯槽に余裕をもたせるようにしましょう。
・新生児(生後1カ月)のとき
・大人用の服の汚れがひどいとき
・大人の新品の服を洗うとき
・赤ちゃん用品の水通しのとき
・赤ちゃんにアレルギーがあるとき
洗濯用洗剤は分けるの?
洗濯ものを分けるかどうかも気になるところですが、洗剤も悩ましい。
赤ちゃん用洗濯洗剤を使うのか、大人用洗濯洗剤と一緒でいいのか迷いますよね。
私も迷いました。
気になって仕方がなかったのでか~な~り調べて記事にしましたので、ぜひお読みください。
洗濯のやり方
赤ちゃんの服の洗い方には気を遣いがちですが、やり方を覚えてしまえば結構素早くできるものです。
ご家庭によって肌着の枚数は違いますが、5枚以上は揃えておきたいところ。数があれば、天気が悪くてなかなか乾かせないときにも安心です。
うんちやミルクの吐き戻しで汚れてしまうと浸け置きが必要な場合が多く、洗うまでに多少時間が必要だからです。お腹を壊して連続でうんちをしてしまったり、気持ちが悪くて吐いてしまったりすることも。
着替えさせる服がなくなってしまったら大変。
うちは10枚買ったので、その心配はなし!
家で着させる分にはいいと思いますが、お洋服についた汚れがシミになってしまうと、外に着させていくのはちょっとかわいそう・・・。ついた汚れはシミになる前に素早く洗濯しましょう。
それではやりかたの紹介です。
吐き戻しや、うんちなどで汚れた洗濯のやり方
何か静かだな~と思っていたら、ミルクの噴水になるみたいな(笑) 突然の吐き戻し。
力入ってるな~と思うとおしりがこんもり(笑)
では、うんち、吐き戻しなどで服が汚れてしまったときはどう洗濯したらよいかについてご紹介。
どちらにも共通するのはたんぱく質が固まる前にさっと処理すること。温かいお湯でまずは洗い流しましょう。
うんち
普通に洗濯機にかけるだけではなかなか落ちません。うんちのシミは結構ガンコなんですよね。シミが残ってしまったら、買い替えも検討しなくてはいけなくなるし。
それは困る
うんちの汚れをきれいにする方法は3つあります。
② こすり洗いをする
③ 浸け置きする
① 洗い流す方法
洗い流す方法は、3つの手順で行います。
- 固形のうんちを取り除く
- お湯で流す
- きれいになったら洗濯機へ入れる
うんちがそこまでついていなかったらこれでも落ちる。
<注意点>
・やさしく取る
固形のうんちを 取り除くときは、やさし~くで十分です。力強くふいてしまうと、繊維と繊維の間にうんちが入っていってしまうので注意!
・お湯の温度
40度くらいのお湯で流すのが 一番いいです。うんちに含まれるたんぱく質は50度を超えるお湯の中で固まりやすくなりますから。
② こすり洗いする方法
こすり洗いする方法は、3つの手順で行います。
- 固形石鹸でシミの部分をゴシゴシする
- 水洗いする
- きれいになったら洗濯機へ入れる
<注意点>
・固形石鹸
固形石鹸はアルカリ性のものを選んで使う。身体に使う石鹸でも大丈夫です。弱酸性の石鹸やボディーソープでは十分な効果は得られません。
・水洗い
これは冷水ではなくて、 シャワーを使って温かくしましょう。ある程度すすぎができていれば洗濯機へ入れて大丈夫。
③ 浸け置きする方法
浸け置きする方法は、ミルクの吐き戻しに詳しく書いてありますのですぐ下をお読みください。
ミルクの吐き戻し
ミルクのたんぱく質、脂質が洋服にこびりついてしまい 時間がたつことで黄ばみのもとになります。洗濯した時にきれいになったようにも見えるのですが、落とし切れていないと酸化してしまうんですよね。
このミルク戻しの汚れをきれいにする方法が2つあります。
② 煮洗いする
① 浸け置きする方法
浸け置きする方法は、4つの手順で行います。
- 40度くらいのお湯を用意
- 粉末タイプの酵素系漂白剤を入れてかき混ぜる
- 洗濯物を2に入れて浸け置きする
- 1~2時間したら、洗濯物を取り出して、しっかり、十分すすぐ
<注意点>
・お湯
できれば、お湯で。水の温度によって洗剤の洗浄力は変わります。10度以下になってしまうとかなり洗浄力が落ち、逆に熱湯では生地を傷めてしまう可能性があります。少量のお湯を沸かして、お水と混ぜればよいと思います。
タイミングが合えば、お風呂に入ったあとの残り湯を使うのもよいです。ちょうど40度くらいですからね。
・浸ける時間
長ければ落ちる、というわけではありません。洗剤のパッケージに浸ける時間など書かれていますから、使用上の注意をよく読んで、使っている洗剤に合った時間で浸けるようにしてください。
・すすぐ回数
すすぎがあまいと洗剤の成分が残ってしまって 赤ちゃんの肌を傷める可能性があるので、すすぎはしっかりと。洗濯機ですすぐ場合は、2回やれば十分です。
手洗いの場合は、水の量を多めにしてすすぐことで洗剤が水で薄まっていきますから、気持ち多めの水で2回はすすぐようにしましょう。
・選ぶ洗剤
漂白剤を使っても大丈夫と心配されるママもいると思いますが、漂白剤には2種類あります。”塩素系”と”酵素系”です。
塩素系は漂白する力が強力ですが、刺激も強いので赤ちゃんのための服に使うのはちょっと控えたほうがよさそうです。酵素系の漂白剤なら安心です。赤ちゃん用の酵素系漂白剤も売られています。
② 煮出しする方法
煮出しする方法は、7つの手順で行います。
- 鍋を用意し、お湯を沸かします
- 粉石けんをお湯の量に合わせて入れます(商品のパッケージを確認!)
- 粉石けんをしっかりと溶かします
- 汚れた服などを入れます
※汚れがこびりついている場合は、漂白剤を少量入れてもよいかも - 弱火でコトコト、軽く混ぜながら煮ます 沸騰する前に火を止める
- 服の汚れを確認して、きれいになっていたら取り出します
- しっかり、じゅうぶんすすぎます
<注意点>
・温度
グツグツ煮立たせるほど沸騰させなくても大丈夫。沸騰しそうになったら火を止めましょう。
・生地
浸け置きとは違い、熱いお湯を使っているので、生地へ負担がかかりやすくなります。丈夫な生地である綿・麻・タオルなどに向いています。
赤ちゃんの服を洗濯する頻度
毎日毎日洗濯しているとこれはもしかしてやりすぎなの?と気になるママ。
大丈夫です。
基本的に、赤ちゃんの肌着、カバーオールなど含めて全て洗っています。
カバーオールなんかは、2日1回でも大丈夫なのかも知れませんが(私は洗います)、肌着は絶対洗います。
赤ちゃんは大人以上に新陳代謝が活発で、汗もよくかきます。体温の調節がうまくできないこともあって冬でも寝かせていると背中に汗をかきますから。
赤ちゃんの肌はとても敏感なので、いつもきれいな状態でいさせてあげたいですよね。
そう考えると手間になるかも知れませんが、使用したものはどんどん洗った方がよいと思います。
お風呂のちょっと前とかに、運悪く、ちょっと汚れてしまったから着替えさせることもありますよね。そのときもお風呂から出たら新しいものに変えていました。
とはいえ、これはおうちの方針によるのかも知れません♪
赤ちゃんの洗濯にお風呂の残り湯は大丈夫?
うちなんかはまさにお風呂のお湯を使っていますが、ずばり、大丈夫です。
赤ちゃんが生まれると洗濯する回数がとても増えますよね。
水道代も若干気になる。
節約する点も含めて、お風呂の残り湯で洗うのはおすすめです。むしろ、冬場はお風呂の残り湯で洗ってしまった方がよいです。
冬場の洗剤の洗浄能力は、温かい方が効果が高くなります。特に粉洗剤は冬場の冷たい水は溶けにくい。洗いは積極的に残り湯を使いましょう。
気をつけたいのは すすぎです。
すすぎには、きれいな水を使いましょう。せっかく洗濯した服などに残り湯を使って汚れがついてしまったり、雑菌がついてしまうことも。
すすぎは、きれない水で!
赤ちゃんの服(ベビー服)の洗濯のまとめ
育児で完璧を求めるのは自分の首を絞めるだけです。このくらいでいいかな~がちょうどいいんだと思います。
洗濯をするのが大変で回数を減らしたいなら、少し多めに洋服や肌着などをそろえておくことです。
そうすればまとめて洗濯することができますからね。
数が少ないとどうしてもこまめに洗わなくてはいけないので1日2,3回回すことにも。
それが大変だと思うママもいれば、全然大丈夫! というママもいます。
生まれたときから全て一緒に洗っていた、半年から一緒に洗い始めた、1人目のときは1年間分けて洗っていたけど、2人目ができて最初から全部一緒!
洗濯一つとってみても子育ての仕方は違いますし、どれもいいんだと思います。
正解は一つではありませんし、目の前の赤ちゃんが健康に、気持ちやすく過ごせていたらそれが一番。
あまり難しく考えず、結構気楽にやっていってもいいんじゃないでしょうか。
私はそうしてます(笑)