里帰り出産しないの?気になる期間や費用、出生届とお礼のコツも紹介

里帰り出産妊婦生活

 

妊娠から出産までの10カ月間色々なことを考えます。

自分の体のこと、赤ちゃんの成長のこと。

その中でも出産をどこで迎えるかについては悩みどころになるのではないでしょうか。

里帰りする場合と、里帰りしない場合

どちらを選択するにしても、メリットとデメリットがあります。

今回は、里帰りをするか、里帰りをしないか迷っているママさんにとってお役に立てる記事になるよう、里帰りのメリット・デメリット、里帰りするとき用に必要なことをまとめました。

例えば、里帰りした場合、出生届はどこに出すのか?ちょっと気になりませんか。

 

この記事を読むことで、
・里帰りするか悩んでいる人が決められるための情報が得られる
・里帰りするなら具体的に何をすればよいか分かる
・里帰りした後の流れが分かる

 

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里帰り出産をする?しない?

里帰り出産をするかしないかを決めるには、そのメリット・デメリットを知ってから決めてもいいのですよね。
里帰りするか、しないかに正解はないです。

家庭の状況によっては、里帰りしたくでもできないこともあるし、里帰りできるのにしたくないってこともあります。

とても大事なことですから、焦って決める必要はないから、まずは、自分の状況をしっかりと把握!
そして、里帰りをするメリット・デメリットを考えていきましょう。

里帰り出産する割合は、する人が6割、しない人が4割というデータもあります。
里帰り出産する人の方が多いんですね。

里帰りをするメリット

  • 家族みんなで立ち合いに臨める
    状況にもよりますが、旦那さんの都合が合わず、どうしてもかけつけられない場合、自分の両親や兄弟に出産を立ち合ってもらうことができます。
    たった一人で出産を迎えるのが辛いと思う場合は、里帰りの最大のメリットになるかも知れません。

 

  • 精神的に安定できる。
    初産であれば未知のことばかりですから不安感って大きい。
    ましてや、出産直前は思うように動けず、出産後は身体のダメージもあってきつい。
    だから、気持ちが不安定になりがちなんですよね。
    里帰りしなければ、出産後、1人で過ごす時間が多くなります。
    家に親がいてくれるだけで安心できます。

 

  • 家事を手伝ってもらえる。
    出産前後、思うように体を動かせず、家事をこなすのにも一苦労。
    掃除、洗濯、料理。
    毎日毎日繰り返すことだから、そこをやってもらえるだけでかなり負担が減って、体を休めるのにはもってこい。

 

  • 面倒を見てもらえる。
    兄弟がいる場合は上の子の面倒を見てもらえることが何よりありがたいですよね。
    年が離れているならちょっとは融通が利くけど、年子だった日には、体が辛くても子供の面倒をみないといけない、のダブルの苦しさ。

 

  • 親から色々と話を聞ける。
    色んな体験談やらエピソードを聞くことができるし、話相手になってもらえる。
    出産してから1カ月はあまり外に出歩くこともできず、家にいることに。自宅だったら、パパはお仕事で日中いないだろうし、1人で過ごす時間も長くて寂しい気持ちになっちゃいます。
    近くに親がいてくれたらいくらでも話をすることはできるし、気が紛れます。

こう考えると、里帰りすることで改めて両親のありがたさを感じることができそうな気がしてきます。
里帰りしないということは、1人で過ごす時間が圧倒的に増え、旦那さんが仕事をしている時間帯は全て自分でこなさなければいけなんですよ。
考えただけでもなかなかハード。

できることなら里帰りを検討したいと私は思います。

里帰りをするデメリット

  • 夫と離れてしまう
    愛する旦那さんと離れてしまうのは寂しいですよね。
    夫と離れられてストレスの解消になるわ!?ってそんなことは言えませんが。
    そこは人それぞれ(笑)実家に帰ることで毎日会うのは難しくなってしまいます。
    SNSでつながることはできますが、実際に会えなくなると寂しく感じるものです。

 

  • 立ち会えない
    ただでさえ、いつ生まれるかわからないので、里帰り先が遠ければ遠いほど、出産当日に立ち会うことは難しくなります。
    仕事が休めなかったら、立ち会うどころか、生まれてから何日か顔が見れないなんてことも。
    それはちょっと寂しいです。

 

  • 手続きがめんどくさい
    里帰りするということは、転院することになりますよね。
    転院の手続きがちょっと面倒なんですよね。
    あとで詳しく説明します。

 

  • 気軽に買い物できない
    実家が地方だとなかなか買い物に行くことが難しいです。
    車で移動するのが普通になりますが、何より必要なものが買えるお店がない。
    ちょっと何か買い物へ~というのができません。
    Amazon、楽天などネットで購入することももちろんできますが、都市部よりも時間がかかりますからね。

 

  • 口を出される
    メリットにもデメリットにもなり得るのがこれですよね。
    多分親からしたら親切心なんでしょうけど、あれこれ口を出されるのが気になることもあります。
    子育ての常識も昔と比べたら変わってきてますよね。
    素直に受け入れたり、軽く聞き流しておけば問題ないんだけど、気になるときには気になります。

 

  • 交通費がかかる
    旦那さんが仕事の休みの日に実家へ通ってくれる場合、結構お金がかかります。
    毎週東京から富山まで帰っているパパがいましたが、新幹線往復で交通費だけでも月に10万円近くかかっていたようで、「かなり苦しいよ」と話していました。
    それだけ時間とお金をかけて会いに来てくれるパパはすごいですけどね。
    出産にもお金がかかってそれ以上に上乗せでかかってくるんだからなかなか厳し~。

里帰りもメリットだけじゃないんだなと改めて痛感。
実家の距離や両親との関係もあるから、人によってはさらにデメリットが増えることになるかも。
自分の実家ならいいけど、旦那の実家にとなったらそれはそれで気疲れしそう。

 

里帰りをするせよ、しないにせよ、メリットとデメリットはありますよね。
色々と考慮した上で決めるしかありません。
よく人に里帰りした方がいいかな?と聞くことあると思いますが、相手のご家庭の状況と違うのであくまで参考程度にしかなりません。

自分で考えてみて、デメリットがあってもそれを上回るメリットがあると思えば里帰りすべきだし、全然メリットを感じないのであれば、里帰りしなければいいだけの話。

難しく考えがちですが、結構シンプルな話です。

では、里帰りするとなったら、どうしたらよいかさらに詳しく説明していきます。

里帰りするための準備として?

エッチャン
エッチャン

まず何からやったらいいの?

里帰りをするとなったらまず準備としてすべきことは、

  1. 現在通院している病院に転院することを伝える
  2. 転院手続きをする
  3. 転院先の健診を受ける

この3つが事前の準備として必要です。

1.通院している病院に転院することを伝える

今かかっているお医者さんに、出産を実家の方で迎えますと伝えてください。
具体的な転院の仕方について教えてくれます。

2.転院手続き

転院するにあたって転院先への紹介状などを書いてもらうことになります。
なので、事前に転院先をきちんと決めておくようにしてください。
でないと、紹介状の書き直しになってしまうことがあります。

<紹介状について>

病院にもよりますが、紹介状の費用は3000円くらいです。

紹介状をお願いしてから受け取るのに時間がかかります。(その日には出してもらえません)
紹介状をお願いする場合は、いつまでに欲しいと きちんと日にちの希望を伝えて事前にお願いしておきます。

 

3.転院先での健診

病院のシステムにもよりますが、だいたい 28週以降~32週前で事前に通院する必要があります
(※帝王切開の予定がある場合は、もうちょっと早めになる可能性あり、これは病院に問い合わせて)

なので里帰りする時期が決まったら早めに、帰省先の病院の予約を取りましょう。
電話に直接連絡してみるか、web申し込みをしましょう。
web申し込みができる病院が増えています。

その際、転院であること、電話なら口頭で、web申し込みなら備考欄に「転院のため」と付け加えておきましょう。

里帰りはいつするの?

トックン
トックン

出産の1週間前くらいに帰ったらいいかな?

と安易に考えちゃだめですよ。

予定日はあくまで予定日なんですから、余裕をもって帰るように計画を立てておくこと。

考えなきゃいけないことは、時期と移動手段です。

里帰りする時期の目安は、30週前後、おそくても34週までです。
ワーキングママも産休に入っている時期だし、実家に帰って環境に慣れることを考えると30週前後の時期が最善です。

ただ、あくまで目安だから、大型連休などの時期、ママの体調、旦那さんの仕事の関係も考慮して決めましょうね。

 

里帰りの期間はおおよそ2カ月になるでしょうか。
出産前1カ月、出産後1カ月。家庭の事情で短くなったり、長くなったりするとは思います。

ママの体調を最優先に考えて期間を決めたいところです。

里帰りの移動手段

里帰りの日を決めることができたら、移動手段の確保。事前の予約をおススメします。
直前に予約しようと思ったら満席なんてことにならないように。

考えられる移動手段は3つ

  1. 自動車
  2. 電車
  3. 飛行機

あとは、1,2,3の組み合わせですよね。

例えばですが、東京から愛媛に向かう場合、電車に乗り羽田空港へ。
羽田から飛行機で愛媛まで飛び、レンタカーを借りて実家へ。
合計5時間の旅。妊婦じゃなくてもかなりしんどい。
妊婦さんならなおさらです。

絶対、混む時期を避けないとダメですよ。
大型連休とかぶせてしまうと、時間の大幅乱れや、異常な人ごみも考えられます。
旦那さんのお仕事などの関係もあると思いますが、可能であれば平日がいいですよね。

飛行機を使う場合

妊婦さんが飛行機に乗っていいのかどうか。気になるところですよね。

航空会社の規定を調べてみました。

16週の安定期から28週頃までという記載がありました。

引用元:自サイト「妊婦で旅行にいつまで行けるの?妊娠中の旅館選びと快適な旅の工夫」

に航空会社の規定など詳しく書いてありますので読んでみてください。

 

里帰り出産をするときの持ち物

まず、出産後に必要なものを購入する場合は、郵送先を実家にしてしまいましょう。
使っていないものをいちいち持っていくのは大変です。
実家の場所にもよりますが、最寄りにお店がない場合はネットで買えばいいだけの話です。

車で帰省するなら一気に運ぶことも可能ですけどね。

 

里帰りに必要な物をリストアップ

  • 母子手帳
  • 健康保険証
  • 通院していた病院からの紹介状
  • 妊婦健診受診票
  • これまでの検査のデータ
  • 印鑑
  • ママの洋服(出産前:マタニティーウエア/出産後:授乳服)
  • 下着
  • 充電器
  • コスメ

忘れがちなのが、紹介状と妊婦健診受診票です。
受け取ったら里帰りするさいのバックに入れておくといいですね。

里帰り出産をするときの費用

里帰りをすることで生まれる費用もあります。
交通費です。(実家の場所にもよりますけど)

飛行機を使わなければいけない場合は、往復2万円はくだらないですよね。
期間は1カ月、毎週土日の往復となると、4回、それだけで8万円。
自分の交通費を足すと10万円くらいにはなりますかね。

 

里帰りしたあとの生活費はどうでしょうか。
たいがい親が出してくれることになると思います。
ありがたいですよね。

とはいえ、こちらもお世話になる身ですから、生活費としてこれでと言って事前にお金を渡しておくのもいいのかも知れません。
親から「いくら頂戴」とは言われないでしょうから。

 

出産にかかる費用は、どこにいてもかかるものなのですが、これは都市部ほど高く、地方ほど安いということがデータで分かっています。
平均の違いで見ても、20万円ほどの違いがあります。

里帰り出産をする、しないの費用はトータルでみるとそんなに変わらないのかも知れません。

妊婦健診調査受診票は使えるの?

 

エッチャン
エッチャン

妊婦健診の補助券はどこでも使えるの?

妊婦健診を受けるために使っていた補助券は、里帰りなどして他県に移った場合は使うことができません。
ほとんどの病院で使えないようです。
ですが、安心してください。

補助券は使えないので自費で支払うことになりますが、里帰りした先の病院でかかった費用はあとで戻ってきます。ただし、自分から申請する必要があり、勝手に戻ってくるわけではないので要注意。

なので、診察した際の領収書は必ず残しておくようにしてください
(領収書原本じゃなきゃいけない場合がほとんど。)

検索窓に「【自分の住んでいる地域名】 里帰り出産等による妊婦健康診査等助成金交付申請書」と入力して検索してみると、各自治体のHPから申請の仕方が確認できます!

申請の流れは、

  • 住民票がある自治体で補助券の残りの枚数と領収書と既定の書類を提出
  • 数カ月後に口座に振り込まれる

申請に必要な物は、

  • 未使用の補助券
  • 領収書原本
  • 母子手帳
  • 印鑑
  • 通帳

どの自治体でも大きな違いはないと思います。
申請期限に限りがありますので、早めに済ませておきましょう。

里帰り出産したとき出生届はどうしたら?

赤ちゃんが生まれたら14日以内に出生届を役所に提出しなければいけません。
里帰りの場合は、どうしたらよいのか悩みますよね。

  • 里帰り先の役所に提出
  • 自宅近くの役所に提出

2つの可能性が考えられます。

これ、どちらでも大丈夫です。里帰り先の役所に提出しても、自宅近くの役所に提出しても大丈夫です。

じゃあ里帰り先の役所の方が近くて便利だから、こちらへとなりますが、この先のことを考えたら自宅近くの役所へ提出することをおすすめします。

自宅近くの役所へ提出することのメリット

  • 児童手当ての手続きを合わせられる

出生届は基本的に両親が提出できます。(代理人を立てることもできますがここでは割愛)病院から受け取る必要書類一覧をもって、出生届と児童手当の両方の手続きを済ませることができます。健康保険などの手続きも一緒にすることをおすすめ。

流れの確認をしておきますね。

1 ママかパパが病院から出生証明書など書類を受け取る
2 パパが書類と母子手帳を預かる
3 パパが自宅近くの役所へ向かう
4 パパが役所にて、出生届・児童手当の提出、申請を行う
5 ※パパが職場で健康保険組合の加入手続きを行う
6 ママに出生届と母子手帳と出来上がった保険証を渡す
保険に関して会社や自営業など状況で変わりますので、ご自身の立場にあった方法で!

里帰り出産のお礼

両親と言えども円滑な関係を続けていくためには、こういうったことが大切です。
1カ月間、もしくはそれ以上お世話になり色々と支えてもらったことでしょう。

費用のところでも少し書きましたが、実家にいる間、食費・光熱費・洗濯・掃除と色々な面でお世話になります。
直接お金を渡すことも考えられますが、お金というのも何だかちょっとね。

両親が喜ぶ顔を思い浮かべたら、お金を渡すよりも、その後の赤ちゃんの様子を見せてあげることなんじゃないでしょうか。

私がおすすめしたいのは、
・お礼の手紙
・写真 もしくは DVD

かなと。

「SNSで見てね~」でも今は通用するかも知れないですが、時間の経過と共に流れていってしまいますよね。
形を残すという点でも、手紙と写真(DVD)はいいと思います。

里帰り中、ご両親が孫の世話を見てくれている一場面をサッと写真に収めておく。

実家から帰宅したらお礼の手紙とともにその写真を添えて渡してあげたらきっと喜びませんか?
考えただけでも私が笑顔になっちゃいますよ。

両親はきっといつも心配してくれています。
なかなか面と向かっては言えないけれど、手紙だったら伝えられることもありますし、写真などを見てもらって笑顔になってほしいですよね!

 

里帰り出産のまとめ

里帰り出産をするかしないかの参考になったでしょうか。

今回の記事をあらためてまとめてみると

  • 里帰り出産にはメリット・デメリットどちらもある
  • 準備するもので大切なのは転院するための紹介状
  • 妊娠30週前後をめどにして里帰りを計画する
  • 移動手段はママの体調を考えて前もって予約をしておく
  • 里帰りの際は、持ち物リストをチェックして忘れ物がないように
  • 費用は里帰りしてもしなくてもそこまで大きく変わらない
  • 里帰り出産したときの出生届は自宅近くの役所がおススメ
  • お礼は手紙と写真で心を込めて

と色々ありました。

出産まであと少しと考えると嬉しいですね。
不安もあるんですが、それを上回る期待で胸膨らみます♪

しっかりと体調を整えて、万全の状態で出産を迎えましょう!

 

出産がせまってきたらぜひこちらもお読みください。

 

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